なかやんの毎日

学生起業家の進む道のりin富山

中西祐樹の腑に落ちた「自分の役割」 過去編

1998年 岐阜県で生まれる

一人っ子。親の愛を存分に受けとる。

基本的にびびり。スポーツなどいろんな事から逃げてきた。

小中高校生のときは、成績だけを追い求める人間。

だから、成績だけは良かったが、ずば抜けて何かできた訳ではない。

いじられキャラ・人を笑わせるキャラで過ごしてきた。

友達は沢山いた。皆で川や山で遊んだ。

衝撃的な出来事(身近な人の死など)を経験したことがない。

 

2016年 富山大学に入学

特に何も考えてなく、塾の物理の先生が素敵で、物理が少しだけできたため理学部物理学科に決める。

しかし物理が好きなわけではなかったので、土日のサークルを楽しみにしていた。

そのサークルは、NPO法人ガイア自然学校。

「子どもたちへの自然体験活動を通じて、心身の成長や環境教育に貢献すること」

を目的とするこの団体で、ボランティアとして関わっていた。

毎週いろんな場所に行き、いろんな体験ができることにワクワクしていた。

そしていろんな学びを得られて、成長できた。

「ガイア自然学校岐阜校を作りたい」と思ったこともある。

 

昔から少しだけボランティアに興味があった。

小学生の時、どんなことを思ってかは覚えていないが、他人の田んぼに落ちているゴミを拾っていたことがある。持ち主が見ていないときに。

 

その時から、自分の役割を探していたのかもしれない。

人の役に立ちたい。助けたいと思っていたのかもしれない。

 

それもあってか、たまたまツイッターに流れてきた投稿に目がいく。

NPO法人CFF フィリピンワークキャンプ

 親のいない子ども達が暮らす子どもの家でボランティア」

 

初めは迷った。

とりあえずフォローしたら、その回のリーダーからDMが届いた。

でも返信はしなかった。

2週間くらい手を付けなかった。

 

ある日ふと思い出し、友達に声をかけてみた。

その友達とはとても仲がよく、こいつとなら行ってもいいと思っていた。

 

するとその友達から、「行こう」ときた。

 

それもあって僕は大学1年生の夏休みにフィリピンに行くことになった。

何を隠そうここが僕の人生での初めてのターニングポイントである。

 

フィリピンでの2週間はとても貴重で、忘れることはない。

 

始めにスラム街につれていかれた。

初めて見る光景しかなかった。

ストリートチルドレンや、生活風景など。

そこでスタッフが放った言葉が忘れられない。

「ここにいる人たちがどうしてこんな生活をしているかというと、ここに生まれたから。それだけの理由。君たちはたまたま日本に生まれたから生活が安定していて、毎日死を感じる必要もない。これが今の現状だよ。」

ここから僕は、どうしたら格差がなくなるのか果てしなく考えることになる。がまた後の話。

 

 

フィリピンでは常に新しいことしかなかった。

 

倒れそうになるくらい大変な作業をしたり

水シャワー浴びたり

手でおしりを拭いたり(通称ゴッドハンド)笑

固まってないコンクリートに顔面からダイブしたり

毎朝6時に聖書を読んだり

汗だくになりながら子ども達とダンスしたり

最後は子ども達やフィリピン人の友達との別れに、

涙が溢れて止まらなかったり。。

 

本当に楽しかった。馬鹿なことしまくった。泣きまくった。

こんな楽しい2週間は他にはなかった。

今思えばこれを大学1年生の夏休みに経験できて本当に良かったと思う。

 

ここから僕は、もっと外の世界を見たくなった。

もっといろんな場所に行って、もっといろんな人に出会って、世の中のことを知りたいと思うようになった。

ここでバックパッカーデビューをすることになる。

 

大学1~3年生の間、長期休暇を利用して海外に行った。

タイ・フィリピン・ベトナム・インド・ネパール・中国などアジア中心にいろんなところを回った。

(詳しく知りたい人は僕の前のブログを読んでください)

 

その当時は日本に興味が無かった。むしろ好きではなかった笑

いつも海外のこと、国際協力のことばかりを考えていた。

JICAのイベントには何回も顔を出し、いずれは国際NGOに就職してやろうと思っていた。

 

大学3年の秋、就職活動の時期になり、

インターンや合同企業説明会は何度か足を運んだが、それで行きたい会社が見つかるわけもなく、悩んでいた。

 

ここで僕のプチターニングポイント。

中村文昭という人の講演会に行った。

 

そこでは、とにかく人に会いまくれ!という教えを得た。

Macherというアプリで何人もの社会人と話した。

東京の自己分析イベントにもいった。

富山でも闇雲に、いろんなイベントに参加した。

 

その中のあるイベントで、今もゲストハウス運営に携わってくれている、ちっぴーこと伊藤拓也に出会う。

ちっぴーについてはこちら。

https://mins.hatenadiary.jp/entry/2019/09/30/081458

そのちっぴーに招待された場所が、そう、マチトボクラというシェアハウスです。

去年の12月の出来事でした。

 

これも僕の人生のターニングポイントの1つ。(何個あるんだよ笑)

 

丁度、マチトボクラで別のイベントが開かれていたみたいで、

いろんな人が来ていました。

その中には、

全国ワカモノ実験場を立ち上げた矢野さん。

若くしてNGOやったり、今はアメリカいってるそうちゃん。

などなど。

自分と近い年齢なのに、自分のやりたいこと・目標があって活動している人がいる。

しかも富山県に!!

 

今まで自分は日本に興味が無く、海外ばかり行っていた。

そこにしか面白くて刺激的なものはないと思っていた。

 

でも違ったんです!

自分が歩いて行ける範囲で、こんなに面白い場所があって、こんなに素敵な人たちがいる。

衝撃的すぎて、帰り道の20分間、溢れる感情をずっと喋っていました。

周りから見たらやばい奴です笑

 

そして、自分も富山県で何かしてみたい。と思うようになりました。

 

メンバーとの出会い

しかし自分のやりたいことは見つかっていない。

自分には何ができるんだろうとずっと悩んでいました。

色んな人にも会いに行きました。

 

でも見つからない。

 

まあとりあえず思いついた楽しそうなことを発信してみるか、ということで試しにTwitterでこんなこと書いてみました。

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そしたら、ちっぴーが反応してくれて、1回集まろうという話になりました。

 

そこで彼についてきたのが、冬野陸くんです。

冬野君についてはこちらで紹介されています。

https://mins.hatenadiary.jp/entry/2019/09/29/061347

 

冬野君とは後日2人で会って、話していました。

そして、こんな場所あったらいいよね~。作りたいよね~。

とあれこれ案を出していました。

・色んな人が集まって交流できる場所

・価値観が広がる場所

・国際交流ができる場所

などなど。

そしてひとつ気づきました。

 

「あれ、これが実現できるのってゲストハウスじゃない?」

 

そこが原点でした。

そこから、本当に色んな人に会いに行き、話を聞いて相談をしました。

 

ある日、冬野君が、一緒にやりたいって行ってる友達がいるといって、現副社長をしている永平を紹介してくれました。

 

永平について(https://mins.hatenadiary.jp/entry/2019/09/27/180810

こうして仲間が集まり、ちっぴー合わせて4人で、学生団体MiNS(マインズ)を作りました。

 

最初の事業は、フリーマーケット

これはビジネス経験として行いました。

4日間で10万の売上を出しました。

しかも物は全てタダで手に入れたのでほとんどが利益になりました。

また、その時に1年生のりょうやと、しょーまんがマインズに入ってくれました。

 

このように仲間を増やしながら動いているうちに、碓井さんという方に出会いました。

碓井さんはご自分の会社をもっておられますが、今の学生と社会人の関わり方に疑問を感じ、動き始めていたのです。

 

僕らも今の就活に疑問を感じていたので、一緒にコミュニティサロンを立ち上げ、何回か交流イベントを開きました。

富山版マネーの虎をひらいたのもこのコミュニティサロンです。

 

そしてこの団体に、学童保育をされている福原さんが加わりました。

何度かお会いして、理念が一致していたので、

中西、永平、碓井さん、福原さんの共同経営で会社を立ち上げました。

 

2019年 8月 Labore株式会社設立

 

自分は代表取締役社長に就きました。

手がける事業は、

 

ゲストハウス事業

バイトマッチングサービス事業(←これは後々公開)

 

8月中旬からDIYを始めました。

その際、多くの学生に手伝って頂きました。

数で言うと40人ほど。

まだオープンもしていないのに、毎晩みんなで夕食を食べていました。

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そして皆の協力があって、

2019年 10月1日 ゲストハウス寄処(よすが)開業

 

オープンパーティーには、50人くらいの人が来て下さいました。

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2月からずっと作りたいと想い動いてきました。

本当に多くの方から助けて頂きました。

そしてようやく形になりました。

 

手伝っていただいた皆さん。

自分含め、メンバーの夢を叶えてくれた本当にありがとうございました。

 

ここからがスタートです。

ここから富山県に、本当に価値のあるものをつくっていきます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回は、ゲストハウスの具体的な説明。

そしてこれからどうなっていきたいのかを書こうと思います。

よろしくお願いします。